インボイス制度が始まって1年以上が経過しました。「対応済み」と安心している方ほど、実は損をしていたり、知らず知らずのうちに適格要件を満たしていないケースが増えています。今回は、損をしないために最低限確認しておきたい3つのポイントをお伝えします。
ポイント①:適格請求書発行事業者の登録は本当に済んでいるか?
「登録したつもり」が実は未完了というケースもあります。国税庁の公表サイトで貴社の名前が正しく掲載されているか今一度ご確認ください。
→ 登録確認はこちら:
https://www.invoice-kohyo.nta.go.jp
ポイント②:請求書フォーマットに“必須項目”が抜けていないか?
インボイス制度では、記載漏れがあると仕入税額控除が受けられません。
特に以下の項目は必ず確認をしてください。
- 適格請求書発行事業者の登録番号
- 適用税率ごとの税込金額
- 税率ごとの消費税額(端数処理も注意)
ポイント③:免税事業者との取引に注意しているか?
今後は、免税事業者からの仕入れに対しては消費税の控除が徐々に制限されます。
対応としては:
- 継続取引先に対して登録の有無を確認
- 必要に応じて取引条件の見直しを提案