医療関連

【2026年度診療報酬改定】40歳未満の勤務医や事務職員も「賃上げ」の対象へ拡大

    厚生労働省は、2026年度の診療報酬改定において、病院スタッフの賃上げ原資を拡大する方針を固めました。今回の改定では、これまで対象外とされていた職種にもスポットが当てられており、医療機関の経営・労務管理において重要な転換点となります。

    1. 対象職種の拡大:若手医師や事務スタッフも追加へ

    2024年度の改定で新設された「ベースアップ評価料」は、看護師やリハビリ職などが対象であり、医師や歯科医師は除外されていました。しかし、2026年度改定では、以下の職種が新たに評価料の対象に加えられる方向です。

    40歳未満の勤務医・勤務歯科医

    事務職員

    調理や清掃業務を担う職員

    病院薬剤師

    2. 賃上げの仕組み:診療報酬への上乗せ

    これらの職種の賃上げを支える財源として、「ベースアップ評価料」という報酬項目が活用されます。具体的には、初診料や再診料、入院料、訪問診療料などを算定する際に上乗せできる仕組みとなっており、これにより確保した財源を対象職種の給与引き上げに充てることが求められます。

    3. 改定の背景と目的

    今回の措置は、多くの事務職員や調理・清掃スタッフを抱える病院において、より手厚く財源が配分されるようにすることを目的としています。2024年1月14日の中央社会保険医療協議会(中医協)にて、厚生労働省からこの案が提示されました。