公的制度関連

令和7年度予算要求から読み解く最新補助金トレンドと今できる準備

    今回のテーマは、

    「令和7年度予算要求から読み解く

    最新補助金トレンドと今できる準備」です。

    ▼動画案内はこちら

    視聴はこちら

    ■ はじめに ━━━━━・・・・・‥‥‥………

    2025年度(令和7年度)の経済産業省予算要求が公表され、

    来年の補助金・支援制度の方向性が少しずつ見えてきました。

    物価高・人手不足・賃上げ・脱炭素など、

    中小企業を取り巻く環境変化に対応するため、

    補助金の重点分野も変わりつつあります。

    「公募が始まってから慌てる」よりも、今のうちに情報を押さえ、

    来年の投資・事業計画と合わせて準備しておくことが成功のカギです。

    <詳しくはこちら>

    各務税理士事務所

    ■ 2025年度補助金トレンド ━━━━━・・・・・‥‥‥………

    「人手不足」「賃上げ」「デジタル化」「省エネ」の

    4分野が補助金の重点テーマです。

    【生産性向上・省力化・人手不足対応】

    「中小企業省力化投資補助事業」をはじめ、

    自動化・AI・ロボット導入などの省人化投資支援が来年度も重点。

    特に「最低賃金引上げ」や「人手不足」への対応策として、

    中小企業の現場改善・省人化を後押しする予算枠が拡充される方向です。

    • 中小企業省力化投資補助事業

    中小企業等の売上拡大や生産性向上を後押しするために、

    人手不足に悩む中小企業等に対して、省力化投資を支援します。

    これにより、中小企業等の付加価値額や生産性向上を図り、

    賃上げにつなげることを目的とした補助金です。

    • 自社にあった申請方法が可能!
    • 付加価値額向上や生産性向上に効果的な「汎用製品」を

    「カタログ」から選択・導入する「カタログ注文型」

    • 個別の現場や事業内容等に合わせた設備導入・システム構築等の

    多様な省力化投資を支援する「一般型」

    <こんな方におすすめ>

    • 慢性的な人手不足で現場が回らない…。
    • 検査・梱包・在庫管理など、

    手作業中心の工程を自動化・デジタル化したい

    【デジタル化・セキュリティ強化】

    「IT導入補助金2025」では、DX推進・電子帳簿保存法対応・セキュリティ強化枠の拡充が見込まれています。

    インボイス制度や電子取引保存への完全対応が迫る中、中小企業のデジタル基盤整備を継続的に支援していく流れです。

    • IT導入補助金2025

    中小企業・小規模事業者等の労働生産性の向上を目的として、業務効率化やDX等に向けたITツール

    (ソフトウェア、サービス等)の導入を支援する補助金

    <こんな方におすすめ>

    • インボイス制度に対応した受発注システムを導入したい
    • システムを導入して、業務を効率化したい
    • セキュリティを強化したい

    【脱炭素・省エネ投資の後押し】

    電気代高騰・エネルギーコスト上昇を背景に、

    省エネ設備更新・再エネ導入支援の補助金が継続。

    「省エネ投資促進支援事業費補助金」

    「中小企業等カーボンニュートラル推進事業」など、

    脱炭素経営に取り組む企業への支援が広がっています。

    • 省エネ投資促進支援事業費補助金

    さまざまな業種で横断的に使われる汎用的な15設備の更新に対応する補助金です。

    • 取り組むべき3つのステップ

    カーボンニュートラル推進事業で国の支援策がでているので中小企業がカーボンニュートラルの取組を進めるにあたっては、

    (1)カーボンニュートラルについて知る

    (2)排出量等を把握する

    (3)排出量等を削減する

    の3つのステップで進めることがポイントです!

    <こんな方におすすめ>

    • 電気・ガス代の上昇で利益を圧迫している…。
    • 古い設備を省エネ型に入れ替えることで、

    CO₂削減と同時に安定稼働・品質向上も実現

    ■ 今からできる3つの準備 ━━━━━・・・・・‥‥‥………

    1.GビズIDプライムの取得

    すべての補助金申請で必須。

    発行まで2〜3週間要するため年内申請がおすすめです。

    2.投資・改善計画の整理

    「何を」「なぜ」「どんな効果があるか」を簡潔にまとめる。

    これが申請書の骨格になります。

    3.申請支援を受ける

    補助金と税務・雇用・資金繰りを連動させることで、無理のない実行計画が作れます。

    ■ 最後に ━━━━・・・・・‥‥‥………

    “コスト削減”よりも“生産性向上”に向けた投資が評価される時代に入っています。

    今から準備を始めれば、来春の公募開始にスムーズに対応ができるため、ぜひ早急に進めましょう!

    記事の複製・転載を禁じます

    コメントを残す


    *